昨日、トランプが金に関税を課すという内容について記事でまとめました。
その記事の最後で、金取引に関税を課すというのは影響の大きい政策であり、撤回の可能性もあると述べましたが、本日、トランプは「金に関税を課さない」との立場を表明しました。
2024年にスイスから米国へ輸入された金は615億ドルに上ります。
今年は年初にロンドンからニューヨークへ現物金の大規模な移動があったため、それ以上の規模になっていたはずです。
そこに39%の関税を課すというのですから、その影響は非常に大きいものでした。
実際、市場が衝撃を受けたため、トランプは一歩引いた形です。
金への関税を課さないという方針に転換した後、金先物価格は前日比で2.5%下落しました。

トランプは自分が間違っていると感じた場合、すぐに引き下がる人物です。
この行動はTACO(Trump Always Chickens Out、トランプはいつもビビッて引き下がる)と揶揄されていますが、投資の観点から見ればそれが正解です。
損失は小さいうちに素早く損切りし、利益はできる限り大きく長く伸ばす。
これが賢い投資であり、トランプはいつもそれを実行しています。
トランプは政治を投資のように行っている唯一の人物かもしれません。
その異質さゆえに世界中から批判を浴びることが多いですが、彼の行動を理解すれば、市場で先回りして利益を手にすることができます。